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コラム詳細

ホリスティックにからだを整える。

年末年始にかけて、体調をくずしてました。

本当に久しぶりに、ここまでズルズルと。

年明けからズッコケまくっています(笑)。

 

風邪をひいて、治りかけた頃に家族が風邪になる。

家族で一巡して(笑)忘れかけた頃に、またひく。

おまけに、膝の激痛に苦しみ、人生初のMRI画像診断を受けてきました。

 

おかげさまで、「炎症」という診断。

半月板損傷などの心配もなく、ホッとしているところです。

 

今年は年明け早々、世の中的にも大変な状況になっておりますね。

みなさま、心身共にお変わりないでしょうか?

 

 

メディカルハーブティを飲むとき

メディカルハーブティ講座の中でもお伝えさせてもらってますが

メディカルな効果を期待して飲みたいとき、

・基本的には「シングルハーブ」(単品)でお茶を淹れます。

・1つ1つのハーブによって、どの成分を抽出させたいか?

重さをきっちり計量し、蒸らし時間、お湯の温度も調節していきます。

・もちろん、お薬との飲み合わせや体質なども考慮して選びます。

・・・など、メディカルに何かしらの効果を期待して飲むときには、それに伴う注意事項がでてきます。

 

だからこそ、「ここぞ!」って時に

とても頼りになる強い味方になってくれる存在です。

 

そして、同時にホリスティックにみる。

ということも意識していきます。

例えば、リラックスしたい時に飲むお茶としていくつかのハーブが思い付きます。

・ラベンダー

・リンデンフラワー

・オレンジフラワー

・パッションフラワー

・セントジョンズワート…など。

どのハーブを選択するか?

は、リラックスにどんな目的を期待するか?

で変わってきます。

 

思っている効果(目的)と、実際のハーブの効果(結果)が繋がれば、その目的が果たせますが、

そこは単純ではない事が多い気がします。

メディカルに選んで行くときは、全体的に、ホリスティックにトータル的にバランスをみて選んでいく。

そんな風な視点も大切にしています。

 

※ホリスティック「Holistic」とはギリシャ語の「holos」(全体)を語源とし、全体、関連、つながり、バランスといった言葉をすべて包括した言葉というような意味合いをもちます。

からだ全体を診る。見る。視る。看る。

7~8年ぐらいずっと、ヨガを習っていたのですが

2年近く前から、ピラティスに変更しました。

レッスンを通して、身体の使い方、日常の姿勢の整え方など

日々の在り方を感じさせてもらいながら、学ばせてもらってます。

ヨガを習ってた頃、冬になると肩がこわばり肩こりが酷くなっていました。

肩回りや肩甲骨の動きを意識して動かしても、肩はガッチガチ(笑)。

 

ピラティスを学んで、背骨の使い方。

さらには股関節の可動域や、足裏の使い方まで関連してくることを知りました。

 

つまりは何が言いたいかといいますと・・・

肩が痛いから、肩を揉む。肩を動かす。

だけでは、肩こりは解消できない!ことを知りました。

背骨の使い方、姿勢や足裏などが整って、全てがトータルに使えるようになり

肩のこわばりも緩んできます。

 

一方で、例えば私が風邪をひいた時、ハーブを活用する際に考えるのは

風邪をひいたから、(市販の)お薬を飲んで治そう。

とは、あまり考えません。(因みに主人はこれで一発で治る!と言い、市販薬で治す派です。)

 

風邪をひいた、つまりは何かしらのウィルスが体内に侵入してきた状態。

→なので、身体の中ではウィルスに対する免疫反応で大忙しです!

→ウィルスと闘うためのエネルギー、細胞を修復するためのエネルギーが必要です!

→エネルギーが使われる優先順位を考えると、食事量をかなり減らします。

→温かくして、可能であればゆっくりと睡眠を確保します。とにかく休みます!

 

その時にサポートしてもらうハーブを選んで適材適所で活用していく。という感じです。

例えば、

○悪寒がして寒い。喉もちょっと痛い。

そんな時には、フラボノイドの抗炎症作用を期待して

フラボノイド系のハーブティ―を飲みましょう。

(例)エルダーフラワー、カモミールジャーマンなど。

注:カモミールジャーマンは、キク科のアレルギーがある方は注意が必要です。

注:インフルエンザの場合は、免疫賦活作用(免疫を活性化させて増強させる)させたいので選ぶハーブもまた変わってきます。

 

そうして自己免疫を整えながら、身体を休めながら、ゆっくりと治癒させていきます。

私の感覚としては、身体の反応を感じながら、徐々に体調が回復されていく。

からだに無理なく働きかけてくれるので、だましだまし(笑)日常生活を送りながら

回復に向かっていってくれる。そんな感覚でしょうか。

そして、何より自分で免疫を獲得した後の、回復後のスッキリ感が違います!

植物との関わり方。自分との関わり方。

新年早々のような天災が起こった時、また、

自分ではどうしようもないような大きな出来事に出会った時

自分自身の無力さを感じます。

この度の震災で被害に合われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

1日も早い復興を心よりお祈りしております。

 

復興への想いを込めて、今の私に何ができるのかも考えさせられます。

それと同時に、日々の中でどう在りたいか。自分自身の在り方も考えさせられます。

 

今の時点で直接的な支援としては何がいいのか?

また、どんな風にどんなことができるのか?もまだ見えず

何か出来るとしても、もう少し先になるのかわかりませんが

 

自分の在り方を考えた時。

 

→私が体調を崩したのは

・バタバタと時間に追われていた。忙しかった。

・季節や植物を楽しむ時間や心の余裕がなかった。

ことが原因だったと考えてます。

 

そして体調を崩して、改めて、どんな日常の中にも

・「一杯のお茶を楽しむ余裕もなくなると、日々が息苦しくなってしまう」

・「時間に追われる日々だからこそ、植物や季節を楽しむ心の余裕をもっていたい」

・「植物や季節の移り変わりに触れ合い楽しむ時間や、感じる心があるからこそ、日々の癒しや活力が生まれてくる」

そういったことの大切さに、改めて気づかされました。

 

心と身体とスピリットが満たされて、整って

はじめて健康的な日々を送ることができると考えています。

(ここでいう健康的とは、その人なりの健やかな肉体と精神活動をさすもので、

もちろん人と比べるものではありません。その方なりに満たされた状態です。)

 

身体だけが元気でも、心がしんどかったり

またその逆であったり。。。

その場しのぎの対処では、その時はよくても、

原因にアプローチしなかったら、また同じような不具合が生まれてきたり。

 

ホリスティック(全体的)

にみることの大切さを改めて考えさせられています。

そして、皆さんと共に「ホリスティックに整えていく」ことを大切に考えていくようなレッスンを、今後もお伝えしていきたいなと思っています。

いつもの日常に感謝の気持ちと、自然を楽しむ心の余裕を持っていたいですね。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。